先生も学び続ける

今日はちょっと長いですが、お読みいただけたらうれしいです。

ピアノの先生は国家資格ではないので、やりますと言えば誰でもできます。
一口に音大出ているから良い先生、ピアニストだから良い先生と判断することもできません。
生徒さんのニーズによって求めている「先生」は違うからです。

私はプロフィールにも書いている通り、音楽高校出身ですが大学は音大ではありません。
ピアノの先生になることは決めていたので、レッスンを継続しながら
子どもの発達や心理について学ぶことを選びました。
でもピアノ指導についてはレッスン以外で、
高校生の頃からお小遣いでたくさんの講座やコンサートに行き、
たくさんの楽譜や書籍を読み、今でも勉強を続けています。
(高校生の頃はおしゃれもせず、買い物もせず、
お小遣いは殆どコンサート・講座・劇団四季の鑑賞に消えました!)


それは師事してきた先生が自己研鑽を惜しまず、ご家族がいても30代で海外音大に留学されたり
(・・音高受験直前の私は置いていかれてびっくり。無事に合格してよかった(笑))、
寝る間も惜しんでレッスンをしたり、生徒さんたちの映像を分析したり、
朝から晩までとにかく指導に全ての時間と労力をかけて
真剣に向き合ってこられている姿を見てきたからです。


恩師は今では全国で講座をしたり、立派なピアニストもたくさん育てて、
音大の先生にもなられて、もちろんピティナでも大活躍されていますが、
とにかく先生が普通の街の先生であった20代半ばの頃から現在に至るまでの人生を
目の当たりにして、そこにどんな努力があったかを想像すると尊敬するばかりです。
私の一つの目指す講師像としての強烈な印象を持たせてくれた先生です。

そしてこんな私ですがヤマハ音楽教室では新講師や現役講師向けの研修、
レッスンのアドバイス、レッスン映像の提供などもしていますが、
こちらの世界でも活躍されている憧れの先生方が全国にいます。
みなさんもっと良いレッスンをするためなら、何でもやってみます!という先生ばかりです。

学び方はいろいろありますが、私が細く長く取り組んでいることのひとつに、
ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)の指導者ライセンスがあります。
初級、中級、上級(生徒さんの演奏曲をレベル別にしています)に分かれていて、
演奏実技・指導実技×3回・小論文・筆記試験の4項目に合格して初めて〇級取得、と言えます。


私は20代初めに初級を取得し、そのままヤマハ音楽教室での指導に没頭して
ライセンスのことはすっかり忘れていたのですが、
コロナ禍にちょうど妊娠出産を経験して音楽教室をお休みしていたので
久しぶりに挑戦してみることにしました☺

今回の指導実技は初めてお会いする生徒さんとの対面レッスン、オンラインレッスン、
自分の生徒さんとのレッスンの様子を動画で撮って提出の計3回。
アドバイザーの先生3名からのアドバイス&講評、そして点数が出ます。

普段は講師にアドバイスする立場になることが多いのでドキドキしますが、本当に貴重な機会です。
大人になったらなかなか改善点を言ってくれる存在なんていないのですから!

アドバイスいただくことはどれもとても納得できますし、
自分でもこうしたかったんだけどうまくいかなかった~という所を指摘されます。
全国のすばらしい著名な先生方から直筆のアドバイスをいただけることは本当にありがたいです。
そして新しい視点をいただき、また自分のレッスンに活かせています。
中級の指導実技、3回とも合格しました。

学びはいつもおもしろい。
そしてやらなければよかったと思うことは一つもなく、

挑戦したことは必ず「やってよかった」と思うことばかりです☺

生徒さまも同じようにどんなことでも挑戦して結果がどうあれ

「やってよかった」と思える経験になるようサポートしたいです。
私がそうやって育ててもらったことの恩返しを、

私の教室に通ってくれる方を通してお返ししていきたいと思っています。
私も挑戦し続けています♪
他にも挑戦はたくさんありますが、今日はこの辺で・・
長文をお読みいただきありがとうございました♡

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