忙しい中学生のレッスン

中学生になった生徒が決まってお話してくれること・・
「先生、中学生って大変だね。」
中学生になり忙しく、ピアノに触れる時間も少なくなったりして不安なのでしょう、ちょっとお喋りが多めになって、レッスンでもそれまでのようにサッと鍵盤に手が乗らなくなることもあります。

保護者の方とお話をしていても
「先生、練習しないんです」
「だってできないじゃん」「やってるじゃん」
そんな会話になってしまうと、みんな寂しい気持ちになりますよね。

中学生に限りませんが、ちょっと停滞したり、他のことでエネルギーを使ってしまう時期は、レッスンにも工夫をします。
練習してこなくても、楽しみながら力をつけることができる内容に変えるんです!
(注:ステージに上がる前は練習してもらいますが・・)

例えば、
初見問題を2〜3題、片手のみ予見10秒ですぐ弾く!
もう片方のパートは講師が弾くのでつっかえても止まってくれません。
何とか止まらずに最後までいけるか・・「先生〜まって〜!」なんて言いながら。

自分で作ったリズムを講師と同時に叩く!
リズム譜を書いてもらって、せーので同時に叩く・・自分で書いたはずなのに、
リズム間違ってるよ〜なんて言いながら複雑なリズムが読めるようになっていきます。

練習してきた演奏をレッスンでさらに磨くことも、
楽しく楽典の知識を増やすことも、
初見力や即興力を伸ばすことも、
講師と一緒に楽しく連弾することも、
全部、その子にとって居心地の良い時間でありながら、学びがあることなら良いと思っています。

型にはまった「こうでなければいけない」レッスンではなく、
一人一人に合った、「今日来てよかったと笑顔で帰ってくれるレッスン」にしたいです♪

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