初心者こそ、一人ひとりに合った教材選びを!

世の中にはたくさんのピアノ初心者向けの教材があります。
どれも作った方の想いと信念が詰まっていて、すばらしい教材です。

私は導入期では特にお子さまの性格に合った教材を選ぶことを心掛けています。

どの教本もそれぞれに特徴がありますが、
導入期に身に着けてあげたいことは大体決まっています

とてもざっくり言うならば、それぞれがどんな進度で出てくるかの違いだけです。

導入期教材はたいてい複数の巻数になっていて、最後まで進むと
「ブルグミュラー」や「ソナチネ」などの教材に移行できるように作られています。

1~4巻程度のものが多く、多いもので6巻で構成されています。
どの教材もたいてい「プレ〇〇」(〇〇には教材名)のように1巻に入る前の導入巻があります。
ワークブックとセットになっているものも多く、
中には一つの教材の中にたくさんのシリーズがあるものもあります。

目次

導入期教材の特徴を観点別にまとめる

● 毎ページごとに新しい要素が出てくるもの
● 新しい要素をしばらく繰り返して定着させるもの

● 最初から一曲通して弾かせるもの
● 新しい要素は先生と一緒に弾いたり、音源に合わせて部分的に参加することから始め、
  徐々に一人で通して一曲弾かせるような段階的な構成になっているもの

● 音源のあるもの
● 音源のないもの

このように分けられます。
繰り返しになりますが、どの教材も今発売されているものは、
それなりにユーザーもいて、信頼度も高く、ちゃんと上達することができます。
古いものはダメ、新しいからいいということでもありません。
(例えばよくバイエルは古いからダメとか聞きますが、
バイエルでも立派な生徒さんを育てている先生はたくさんいます。)

どんな学び方であっても、その子にあったものであればいい。
何を使っても、その子が「わたし、上手になっているな」「楽しいな」と思いながら
使えればいい、と思っています。

同じ年齢のお子さまでも、

● 新しいことにどんどんチャレンジしていきたいタイプ
● 一つの要素を繰り返し、自信をつけてから次にいきたいタイプ
● 知っている曲(耳にしたことがある曲)でないと興味がわかないタイプ
● 字を読んで進めたいタイプ
● イラストがある方がいいタイプ

本当に様々です。
どれがいいとか悪いではなく、その子の特徴を知っていて指導した方がうまくいきます。

私は導入期は3つの教材からその子に合ったものを選択して使っています。
お子さまの性格や学び方の特徴を保護者の方にヒアリングして教材を決めています☺
途中で変えることもOK。学び方は選択できます。

教材選びの時間は楽しく、どうやって伝えよう、どうやったら楽しめるかな・・と試行錯誤の連続です。それがピアノの先生の醍醐味でもあり、難しさでもありますが、幸せな時間です☺

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