まだ小さなお子さんの場合、ダンパーペダル(一番右側のペダル)を踏みたいけれど足が届かないということがありますよね。
そんな時に使えるのが補助ペダルです。
今日はその補助ペダルを選ぶときに気をつけると良いことをお伝えします。

- 使用可能高さのチェック
- 踏み込みがスムーズか
- あまり力をかけずに踏めるか
- 持ち運びの頻度
●使用可能高さのチェックについて
補助ペダルはメーカーによって可動の高さが違います。
例えば
吉澤 AX-100 13.0~23.0cm
ヤマハ M-60 13.5~26.0cm
吉澤 AX-T1 14.0~23.0cm
お子様の身長が110cm前後くらいの場合はできるだけ高く調整できるものがおすすめです。
また逆に身長が135cm前後の方はペダルと足台が分離している物の方が長く使えます。
●踏み込みがスムーズか
踏み込みの時にギシギシ音がしたり、軋みが出たり、つっかかりを感じることはありませんか?もしお持ちの補助ペダルがそうなっていたら潤滑油をさして下さい。
また商品によってはアクションに遊びのあるものもあります。20年前はそれでもそれしかないから、それを使うというご家庭が多かったものですが、今は色々な補助ペダルがあり動きも随分改良されてきました。

●あまり力をかけずに踏めるか
演奏中にペダルのことで頭がいっぱいになったらせっかくの演奏も台無しです。
無理のない力で踏み込めるかどうか必ず試しましょう。
ペダルに足を乗せる位置が変わるだけで、余分な力がかからず踏みやすくなることもあります。
先生に教えてもらってくださいね。
特に足台とペダルが一体型のタイプは踏み込みの重さがかなり違います。
個人的には吉澤のM60、もしくはそれの後継機種がお勧めです。踏み込みの軽さが断然違います(お値段はかわいくありませんが・・)メルカリなどの中古でも状態がよければ十分使えるものが多く出回っているなと思います。
●持ち運びの頻度
もしコンクールや発表会でいつも使っている補助ペダルの方が安心して使えるという方なら
重さも考えたいところです。
メーカーや品番によっては6.4kg~8kgと重さにも幅があります。
もし足台とペダル分離方型の使用が可能な身長の方なら、持ち運びには分解&組み立てができるペダルの方が使いやすいかもしれません。
個人的には使える身長は限られていますが、高学年に向いているのは甲南のイージーペダルです。ペダル操作が大変しやすく、遊びが全くありません。足台はアシストツールを使うとよいですね。

ペダルは演奏にとても影響するので自分にぴったりのものが見つかるといいですね♪
そして大切なのは「その時の身長に合わせて買い替える」です。
ペダルは耳を育てもするし、塞ぎもする(粗を目立たなくしてしまう)もので正しく使いたいものです。
道具はよく選びましょうね♪