こちらはピアノ教室に通い始めて一年未満のお子さまをもつ、保護者の方向けの内容です☺
ドやレだけの曲や、短い曲の練習って何をすればいいの?
練習があっという間に終わるから、身に着いているのか心配・・
教えてあげようとすると不機嫌になる・・
集中力が続かなくて・・
レッスンを始めたばかりの頃は右手もしくは片手ずつの曲を弾いているお子さまが多いですね。
年齢にすると3~5歳くらいになるでしょうか。
子どもの集中力は年齢+1分
なので、大人のようにまとまった時間で効率よくという練習はまだできません。
この時期は「生活の中に音楽の時間をつくる」という関わり方がベストだと思います。
またお子さまに練習の時間を作らせようと考えるより、
「保護者の方の生活に」音楽でお子さまと関わる時間を設定する
という考え方のほうがうまくいきます。
● 一緒に「きく」「みる」「うたう」「ひく」「よむ」のどれかを短時間(2~3分)×2~3回する
「きく」「みる」は教材の音源や映像、レッスンでやった曲、お子さまの好きな曲などを一緒に見聞きする
「うたう」はドレミや歌詞で一緒にうたう
「ひく」は大人に教えて!とか聴かせて!と言われるとがんばるタイプの子、一緒にやってほしいタイプの子、
色々ですが最初のうちは隣で一緒に音を出して楽しむ姿を見せてあげたり、隣で聴いていてあげる
「よむ」は楽譜を絵本のように眺めたり、音符カードをゲームにして遊ぶ
生徒さんの中には、朝食や車での移動時に音楽を流す、お風呂で一緒に歌う、先生ごっこで遊ぶ、7ならべ・神経衰弱などのトランプゲームに見立ててカードを使うなどの工夫をされている方がいました。
ちなみに「おどる」「リズムをたたく」もおすすめです!
●がんばらなくてはいけないことがあったら、どう達成(攻略)しようか一緒に作戦を立てる
この曲だけはどうしても弾けるようにしたい!という曲があったら、作戦会議です☺
ここでもポイントは「一緒に」考える、決して押し付けないで導くのが大人の人生経験の見せどころですね!
こういうときは「見える化」が一番です。
練習表を活用する、カレンダーにシールをはる、具体的な数を決める(3回弾くなど)など
作戦を立ててそれをクリアすること自体を楽しみましょう♪
脳は新しいことを嫌います。脳の言う通りにならないで、音楽に触れる時間を作ることを楽しみたいですね。
当教室で配布している練習表は10回ごとに「ごほうび」のマークがあります☺
おうちの方とどんなご褒美にするのか決めて、まずは10回目指してがんばりましょう!
●くじけそうなときは大人がタッグを組んで励ます&変化を具体的に伝える
先生も巻き込んで大人応援団を作りましょう。
応援されて嫌な気持ちになる人はいませんが経験上、心と体が疲れているときは何を言われても難しいです。
(私もです汗)
まずはしっかり寝て、食べて、遊んで、満たされたうえで取り組むことです。
当たり前のようですが、お子さんから見て大人が「やるべきこと」と勝手におしつけてくることは
やりたくなくなります。
楽しそう!や憧れの気持ちをつくってあげる方がいいですね♪
そして何かを褒めるときは具体的に。
結果(できた・できない)もいいですが、過程(前よりここがいいね!)の視点を大切にしたいです。
少しでもご参考になることがあればうれしいです☺
音楽で生活に彩りを・・楽しいピアノライフになることを心から願っています!